臨済宗方広寺派 祥光寺住職向令孝(こっさん)が、"いまここ道場"スタッフと共に、禅の心をお伝えしています。
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明治神宮参拝しました

2019年5月24日 at 20:46



気がつけば、2ヶ月以上もブログ更新を怠っていました。
相済みません。

ドイツ行き、ウッドデッキ作成等々で忙しく、つい休み癖がついてしまいました(^。^;)

さて、今日は何について書くかな……。

そうそう、この間東京に行って、明治神宮に参拝してきました。
青葉若葉の生い茂る森の中の広やかな参道をゆっくりと歩くだけで、心が晴れやかになりました。

御苑の池の花菖蒲はまだ蕾みでしたが、蓮の花が満開でした。
水面(みなも)の緑のグラデーションの美しいかったこと!




さて、参道入り口の明治天皇の御製ですが、

神の開きし道も、仏の開きし道も究極のところは同じで、
人為を離れた、ノーマインドの「あるがままの地平」でしょう。
そのあるがままをあるがままに素直に受け容れ、与えられた状況の中で誠を尽くす、マインドフルにジョイフルにベストを尽くすことが、「道をひらく」ことだと思います。

天河神社で神主経験もある阿部ちゃん(阿部敏郎氏)に
「神道の真髄って何?」と聞いたら、
「はらえたまえ、きよめたまえ」と言うことでしょうと。

つまりは、心の浄化ですね。

坐禅修行を長年やってきても、煩悩・妄想の心の汚れはなくなりません。たしかに「煩悩無尽」で尽きることはありません。

この頃は煩悩は無くならない命のマグマのようなもの、これも天からのプレゼントと受けとめ、否定するのではなく浄化し活かす工夫が大切だなと感じています。

命の燃焼度が低いからくすぶるので、何事も三昧になって完全燃焼すればよいのです。

でも、どうすれば完全燃焼の三昧の日々がおくれるのでしょうか???……


楽しいこと、心地よいこと、あるいは自分なりに意義ありと感じる善行をどんどんやる。

これが、今の私なりの解答です。