勝縁
一昨日の晩、祥光寺本堂でジャズの生演奏を開催しました。
水曜坐禅会のメンバー「真ちゃん」こと生田真也氏のご縁で、プエルトリコ出身の父子とアメリカ人のネグロニズトリオによるライブです。
やっぱり、一流のミュージッシャンの生演奏は迫力があり素晴らしいものでしたし、般若心経の読経に合わせた即興の演奏も見事でした。
ピアノのホセ・ネグロニ(父)さんは、自然体で落ち着いた優しさのにじむ味のある人です。ドラムのノマー・ネグロニ(子)さんは、真ちゃんのバークリー音楽大学時代の友人でサングラスをはずすととても優しい眼をしています。打ち上げで好物の鳥の唐揚げを食べながら言ったノマーさんの言葉が印象に残りました。
「人生は、どこの大学を出たかより、誰と出会ったかが大切なことなんだ」と。
彼の言った言葉は、まさに「勝縁」ということでしょう。
お互いが豊かになる素晴らしい勝れた出会いです。
「無心にして大道に帰す」と言うように、
勝縁に恵まれるには、自我のとらわれを離れて無我・無心になり、慈愛の心を基に真実にして幸福な大道を共に歩む志が大切です。
その道行きには、「人生意気に感ずる」ところの、利害・得失を超えた共に生きる喜びがあります。
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