ブログ (風のたより・Zen Breeze)

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2018年7月18日 : 佇まいの美
佇まいの美①

今年の2月28日、103歳で大往生された前方広寺派管長・大井際断老師は、たたづまいの美しい人でした。
本堂に出頭された時も、書斎でくつろいでおられる時も、あるいはその書かれた墨跡にも「佇まいの美」が感じられました。

老師の長寿の秘訣は、何よりも自然体の佇まいの美しさに集約されていたと思います。

弟子の私自身はまだまだ不作法で、「たたずまいの美しい老僧になる」ことが、これからの課題だと気づきました。
その気づきを促してくれたのが、「たたずまいの美学ー日本人の身体技法」(矢田部英正著、中公文庫)です。

最近読んだこの本は、まさに目から鱗が落ちるような内容でした。少し長くなりますが「佇まいの美」についての著者の文章を紹介しましょう。

 人間は時として花のように存在し、山のように存在することがある。身体という自然性を本来的に備えた人間が、風景という自然のなかへ溶け込んでゆくような存在のあり方、あるいは身体の中へ花や山といった自然を取り込んでしまったかのような印象を表出する身体のあり方、このような人間の存在様態を日本人は「風姿」という言葉で表現してきた。そこで描かれているものは「肉体の均整」にもとづく美感ではなく、姿勢・動作から表出される「存在の印象」である。
 これを形づくる身体的な根拠というのは、たとえば一片の「しぐさ」が伝えるところの心の細やかさであったり、坐っている後ろ姿から無言の内に放たれる「存在の重み」であったり、歩く姿や挨拶の仕方からにじみ出てくる「慎ましい態度」や「忠実な想い」などである。



著者は、日本人としての文化の継承に、「型」の訓練により「感覚」を伝承してきた日本人の「身体技法」の体系が多くを担ってきたと述べています。

そこで次回は、禅が伝承してきた型について考察してみたいと思います。

2018年6月20日 : 赤ちゃんの魂に帰ろう!
   赤ちゃんの魂に帰ろう!


禅の修行は何かを得たり、特別な人になることではありません。

逆に、一切を放下し捨てる道です。
ああすべし、こうすべしの価値観、世間体、評判、名誉や地位へのこだわり等々…、一切のあれこれの思いから自由になる道です。

本来の魂の輝き・原初の生命力をさえぎり覆っていた心の重荷をなくすことです。

つまり赤ちゃんの魂に帰ることです。

20代を通して自宅出産の助産師をし出産アドバイザーをつとめたのち、オメガ・インスティテュートを共同創設。ホリスティック医療、心理学、異文化アート、スピリチュアルなアプローチで、国際的に知られているエリザベス・レッサー女史が※TEDで素晴らしい講演をしていますが、多くの赤ちゃんの誕生に立ち会って、彼女はこう確信していると言います。

人は唯一無二の価値を持ってこの世に産まれ、誰もが「魂」と呼ぶべき輝きをはなっている。

その自分の魂の輝きをおおい隠さずに、全ての魂の輝きを見つけることが新生児からのメッセージ。

産まれるときは誰もが「あるがままに産まれる」。


禅は、心しずかに「あるがままの命」に落ちつき、
本来の唯一無二の魂の輝きをとりもどし、赤ちゃんの無邪気な輝く魂に帰る道です。


※真の自分を語り、真の他者を見いだすとは「エリザベス・レッサー」
http://digitalcast.jp/v/25678/

2018年6月16日 : I love you !
聴覚障害者赤ちゃんが、補聴器を使って生まれて初めて母親の声を聞いた時の心が温まる瞬間
https://youtu.be/f7GuSVCho9A


I love you !

愛が、愛の言葉がどんなに大切か

感動ですね。

2018年6月14日 : 合う歓び

「ねむの木子守歌」
https://www.youtube.com/watch?v=fE_pMJnQGA8&list=RDfE_pMJnQG


ねんねの ねむの木 眠りの木

そっとゆすった その枝に

遠い昔の 夜の調べ

ねんねの ねむの木 子守歌

……



今、飯田公園ではネムノキが満開です。
美智子皇后陛下が高校時代に作詞されたという「ねむの木子守歌」のとおり、
ゆらりゆらりと風にゆれる淡紅色の花の下に寝っ転がり、
その甘い香りにつつまれると、いつしか心地よい眠りに誘われます。

夜になるとゆっくりと葉を閉じることから「眠りの木」が転じて「ネムノキ」になったといわれています・
ネミノキの漢名は「合歓木」(ごうかんぼく)で、夜になると葉を合わせるように閉じる習性から、中国では夫婦円満の象徴とされ、これにちなんで花言葉は「歓喜」、「胸のときめき」だそうです。
夫婦にかぎらず、ネムノキは「合うことの歓び」を教えてくれているようです。

人の生きる歓びは、「合うことの歓び」に極まっているように思います。

家族、友人、恋人、師、自然、音楽や絵画の芸術作品、良書、食べ物等々…

人生至るところに「出会いの歓び」があります。

2018年5月30日 : 坐禅会のお知らせ



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