ドイツ布教


ドイツ布教


昭和62年(1987年)、大井際断老師(当時妙心寺東海庵住職)の厳命によりドイツに行き、1、2ヵ月滞在して老師の代行として参禅指導を十数年間続けました。

最初は、ブレーメンに近いスタイアブルク村の鳥カ禅堂(ちょうかぜんどう)とローゼブルクの仏教会館(静寂の家)に30名ほどのドイツ人が集まり、1週間宿泊して接心をしました。禅に志して各地から参加するドイツ人の真剣さに驚くとともに、同世代の素晴らしい兄弟弟子も出来ました。

禅は理屈や観念ではなく、脚実地を踏む身をもってする修行こそが大切ですから、彼らには日本の専門道場に来て雲水と共に修行するように大いに勧めました。

おかげで、毎年数ヶ月方広寺に滞在して修行する同世代のドイツ人兄弟弟子が数人できて、今はその人たちがリーダーとなって禅会をドイツ各地で運営しており、大井際断老師の法系の禅会は20~30ヵ所あります。

日本の禅は、自らが修行して自らを灯と体感し主人公(無位の真人)となる修行の体系を今日まで伝えていて、ドイツ人兄弟弟子は「人類の宝だ」と賞賛しています。

禅が「ZEN」としてグローバルに認知されるようになった今日、脚下の日本でも一般の人々の関心が高まっているようです。